TAISETSU COFFEE

From a small town in Hokkaido, at the foot of the Daisetsuzan mountains

Coffee delivered with the animals of the North

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Carefully roasted at the foot of Daisetsuzan, in the very heart of Hokkaido.
Roasted in the heart of Hokkaido, at the foot of the Taisetsu Mountains
北海道の水がコーヒーを美味しくする理由|大雪山の天然水と珈琲の科学

北海道の水がコーヒーを美味しくする理由|大雪山の天然水と珈琲の科学

一杯のコーヒーの98%は「水」でできている

毎朝何気なく飲んでいるコーヒー。その一杯に含まれるコーヒー豆の成分は、実はわずか1〜2%。残りの98〜99%は「水」です。

つまり、どんなに良い豆を選んでも、どんなに丁寧にドリップしても、使う水が変われば味は大きく変わります。北海道でコーヒーが美味しいと感じる理由——その答えは、足元から湧き出る水にあるかもしれません。

北海道の水がコーヒーに向いている科学的な理由

コーヒーの抽出に大きく影響するのが、水の「硬度」です。硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化したもの。この数値によって、コーヒーの味わいは驚くほど変わります。

軟水と硬水——コーヒーへの影響

  • 軟水(硬度0〜100):コーヒー豆本来の風味をやさしく引き出し、まろやかで飲みやすい味わいに。酸味や甘みが際立ちます。
  • 硬水(硬度300以上):苦味やコクが強調され、重厚な味わいに。ただし、雑味が出やすいという面も。
  • 中硬水(硬度100〜300):バランス型。酸味と苦味のどちらも程よく抽出されます。

コーヒーの専門家が「理想的」とする水の硬度は、50〜100mg/L前後。豆の個性を素直に引き出しつつ、まろやかさも残る絶妙なバランスです。

そして北海道の水は、まさにこの範囲に入る軟水〜中硬水が多いのです。大雪山系、十勝岳連峰、羊蹄山——北海道の山々に降り積もった雪が、長い年月をかけて地中を浸透し、自然のフィルターで磨かれた地下水。この天然のろ過プロセスが、コーヒーに理想的な水質を生み出しています。

上水道のない町——東川町の地下水

北海道のほぼ中央、大雪山国立公園の麓に人口約8,000人の小さな町があります。東川町(ひがしかわちょう)——北海道で唯一、上水道のない町です。

「上水道がない」と聞くと不便そうに思えるかもしれません。でも実際はその逆。東川町の住民は全員、大雪山の雪解け水が30年から50年以上もの歳月をかけて地中に浸透した天然の地下水を、毎日の生活水として使っています。蛇口をひねれば、天然のミネラルウォーターが出てくる暮らしです。

この地下水の水質データを見ると、コーヒー好きなら思わず唸る数字が並んでいます。

大雪旭岳源水(だいせつあさひだけげんすい)の水質

  • 硬度:94mg/L——コーヒー抽出に理想的とされる範囲のど真ん中
  • pH:7.4(弱アルカリ性)——クリーンでまろやかな抽出に
  • カルシウム:22mg/L、マグネシウム:9mg/L——Ca:Mg比が約2:1。マグネシウムがフルーティーな酸味を、カルシウムがまろやかなボディを引き出す理想的なバランス
  • 水温:年間を通じて6〜7℃——季節による水質の変動が少ない
  • 湧出量:毎分4,600リットル——枯れることのない豊かな水量

この水は「平成の名水百選」にも選ばれた銘水。東川町内のカフェやレストランには、この水を求めて移住してきたオーナーも少なくありません。

北海道珈琲の深い味わい——水が生む「まろやかさ」の正体

東京の水道水の硬度は約60mg/L。大阪は約40mg/L。どちらも軟水ですが、塩素処理された水道水と、大雪山の天然フィルターを30年から50年以上もかけて通過した地下水では、コーヒーの味わいに差が出ます。

北海道の天然水でコーヒーを淹れると、豆の個性がストレートに出やすいのが特徴です。余計な雑味が抑えられ、焙煎の風味がクリアに感じられます。ふかいりならしっかりとしたコクが、あさいりなら華やかな酸味が、それぞれくっきりと表現されるのです。

「北海道のコーヒーは美味しい」——そう感じたことがある方は、もしかすると豆だけでなく、水の恩恵を受けていたのかもしれません。

自宅で北海道の水を活かすコーヒーの淹れ方

北海道にお住まいの方なら、日常の水でコーヒーを淹れるだけで、すでに恵まれた環境にいます。その美味しさをさらに引き出すためのポイントをご紹介します。

1. 水は汲みたてを使う

地下水でも水道水でも、汲みたての新鮮な水を使うのが基本です。時間が経つと溶存酸素が減り、コーヒーの香りの立ち方が変わります。

2. 沸騰直後を避ける

ドリップに最適な湯温は85〜95℃。沸騰直後の100℃では苦味や雑味が出やすくなります。沸騰後30秒〜1分ほど待つか、別のカップに一度移して温度を下げましょう。

3. 浄水器は必要?

北海道の地下水や井戸水を使っている方は、基本的に浄水器なしでも十分美味しいコーヒーが淹れられます。水道水を使う場合は、浄水器で塩素を除去するとさらにクリアな味わいに。

4. ミネラルウォーターを試してみる

北海道のコンビニやスーパーで手に入る道産天然水を使って、いつものコーヒーとの味の違いを比べてみるのも面白い実験です。

大雪山の水で焙煎するということ

タイセツコーヒーは、大雪山の麓・東川町に拠点を置く自家焙煎コーヒーのお店です。

焙煎後のカッピング(味のチェック)はもちろん、日々のテイスティングも東川町の地下水で行っています。硬度94、pH7.4の天然水で味を確かめながら焙煎プロファイルを調整する——この土地だからこそできるコーヒーづくりです。

タイセツコーヒーのドリップパックやコーヒー豆は、日本全国へお届けしています。届いた先のお水で味わいが少し変わるのも、コーヒーの面白さのひとつ。でも、もし機会があれば、北海道の水で淹れた一杯をぜひ試してみてください。きっと、いつもと少し違うまろやかさに気づくはずです。

タイセツコーヒーの商品はオンラインストアからご覧いただけます。北海道内の取扱店舗でもお求めいただけます。


🌍 ENGLISH SUMMARY

Why Hokkaido Water Makes Better Coffee

Coffee is 98% water — so the water you use matters enormously. Hokkaido's natural groundwater, filtered through volcanic rock over decades, happens to be scientifically ideal for coffee extraction.

Higashikawa, a small town at the foot of the Daisetsuzan mountains, is the only municipality in Hokkaido with no municipal water supply. All 8,000 residents use natural groundwater — snowmelt that takes 30 to 50+ years to filter through the earth.

The water quality reads like a coffee scientist's dream: hardness of 94 mg/L (right in the ideal 50-100 range), pH 7.4 (slightly alkaline for clean extraction), and a calcium-to-magnesium ratio of approximately 2:1 (ideal for balanced flavor extraction).

Taisetsu Coffee, based in Higashikawa, roasts and cups all its coffee using this natural groundwater. Our drip packs and coffee beans are available for nationwide delivery from our online store.

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