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森を守るプロジェクト

『The Man of the Forest』

ボルネオ島とスマトラ島にしか生息しないオラウータンは、現地の言葉で【orang (人)hutan(森)】= “森の人“


怯えた表情のオラウータン。“森の人“がなぜ、川を越えるのか。


それは、住処のジャングルが、パームオイルを生産するためのアブラヤシの畑に姿を変え、生きる場所を追われているからです。

ジャングルの伐採が進み森を自由に移動できず、ワニがいる恐怖に

怯えながら、川を渡らざる得ないのです。


栽培が進むアブラヤシは、パームオイルを摂るための木。

パームオイルは、シャンプー・台所洗剤・洗濯洗剤・お菓子や食品に、

化粧品…。

私達の生活で使用する無数の商品や食材に含まれていて、

この恩恵を受けずに暮らしている人はほぼいないと言っていいほど。

日本では【植物油脂】と表記される場合も多いため、

パームオイルと知らなくても、きっと誰の身近にもあるものです。


しかし、世界中で重宝され、需要の高まった結果も、

私たちは受け止めなければならない状況になっています。

衝撃的な一枚の写真との出会いにより、
撮影した写真家ジャヤプラカシュ・ボジャンさんについて調べました。

彼はこのオラウータンの写真により、「National Geographic Photo of the Year2017」を受賞。BBCなどのメディアにも多数取り上げられているシンガポール在住のインド人の写真家でした。
彼のInstagramには、オラウータンをはじめ様々な動物の写真が掲載されていて、パームオイル問題の環境改善に尽くすNPO団体「ORANGUTAN ALLIANCE(オラウータンアライアンス)」のアンバサダーであることも知りました。

何か、形になる活動を始めたいと思ったTAISETSU COFFEEオーナーの想いを伝えるため、ボジャンさんに直接コンタクトを取り、
「あなたの写真をドリップコーヒーのパッケージに使わせていただきたい!
 そして利益の全てを環境保全団体に寄付させて頂くことに了承いただけませんか」と。お伝えしたところ、なんと、快く『OK!!』の返事を頂くことが
できました。

オラウータンアライアンスは、国境を越えた活動をするオーストラリアにあるNPO団体で、

パームオイルの問題を広く消費者に伝え、改善のためのアプローチを世界の消費者に向けて発信しています。


私たちも、“コーヒーを売る“ + “寄付する“で、パームオイルの問題を日本の皆さんにお伝えできるとしたら、それは本当に微力ではあるのですが、無駄ではないと思うのです。


“美しい“ や “可愛い“ 以外のメッセージも込めたプロジェクトパッケージ。


ドリップコーヒーをご購入頂く際に、1枚でも加えて頂くことが出来たなら嬉しいです。

ひとりでも多くのみなさんの関心と積極的な環境への関わりに貢献していける事を願っています。