大人の楽しみ、コーヒーとアルコールの合わせ方
みなさんが初めてストレートのブラックコーヒーを口にしたのは、何歳くらいのことだったでしょう。
それまでは砂糖をたっぷり入れたカフェオレしか飲めなかったのに、ブラックのコーヒーが美味しいと思えた時は、ちょっと大人になれたような気がしませんでしたか?
そんな「大人の楽しみ」の一つに、お酒があります。
コーヒーとアルコールを組み合わせた飲み物も昔から愛されてきました。今回はコーヒーを使ったお酒のお話です。
なぜコーヒーとお酒は合うのか?
コーヒーの特徴として挙げられるのは、香り、苦味や酸味です。そしてお酒の中でも蒸留酒は香りや甘味、酸味などを持っており、コーヒーとマッチすると複雑な味わいをもたらすことが第一の理由です。
この後にご紹介するコーヒーカクテルなどは、主に蒸留酒を使っているんですよ。
また、コーヒーを飲むと目が覚める、集中力が上がるといった経験がおありの方も多いでしょう。対してアルコールはリラックス効果があるため、合わせて飲むと良い語らいの時間を過ごすことができます。
とはいえ、どちらも刺激の強い飲み物ですので、飲み過ぎにはご注意を。
コーヒーを使ったお酒の例
ではいよいよ、コーヒーを使ったお酒について見てみましょう。
■カルーア・ミルク
コーヒーカクテルの代表とも言えるのが、カルーア・ミルクです。コーヒーリキュールの「カルーア」に牛乳を入れたもの。甘くて飲みやすいことで人気です。ただしアルコール度数は決して低くないので要注意です。
■アイリッシュコーヒー
アイリッシュウィスキーをベースに、コーヒーと生クリーム、砂糖を入れた甘いカクテルです。アイルランドの飛行場にあったパブのシェフが、寒さに凍える乗客を暖めようと考案したことが始まりの、「優しさのカクテル」です。その由来の通り、ホットでも美味しくいただけます。
■ブラック・ルシアン
「ルシアン」とは「ロシア人」の意味で、考案された際に材料として使うウォッカがロシア産だったことに由来します。甘くて飲みやすい割にこちらも度数高め!
■珈琲焼酎
日本のお酒もご紹介しましょう。
焼酎100ccに対しコーヒー豆10g(お好みによる)を入れ、3日〜1週間程度漬けるだけの簡単なレシピです。1週間以上経つと、豆の成分はそれ以上溶け出さないため取り出しましょう。
使う焼酎にも芋・麦・米と原料の違いがありますので、豆の種類を変えてお好みの味わいを見つけ出すのもまた一興です。
いかがでしたか?
コーヒーとお酒を組み合わせた「コーヒーカクテル」は、大人にしか味わえない特別なもの。考案された時のエピソードもユニークなものが多いので、「酒の肴」にぜひ楽しんでみてくださいね。